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夢前町 臨済寺

22日、午前、相談者が事務所に来られました。障害者手帳1級をお持ちの方で、「これまでは通院費の窓口負担が600円だったのに、今は一旦医療費を全額支払ってから、600円との差額分を請求しなければ返還されない。なぜでしょう?」というもの。私もなぜかわかりません・・。社会保障制度は毎年のように改悪がされているので、恐らく制度変更によるものなのか・・・と思いながらもいい加減な事は言えないので、そのまま車で市役所に行ってみました。市役所で職員に伺うと、なるほど納得できました。中身については長くなるので省略します・・。障害をお持ちの方は特別に75歳以下であっても後期高齢者医療保険に加入する事が出来ます。現在、相談者は国民健康保険に加入しているのですが、市役所でどちらの保険料のほうが低額になるかを試算して頂きました。試算の結果、後期高齢者医療保険に加入した方が、相談者の場合は低額になる事がわかり、後期高齢者医療保険へと移行しました。その後、福祉課で手続きを済ませて終了。窓口負担も従来通りの600円負担となり、保険料も随分と低額になりました。相談者の方にも大変喜ばれました。私自身、解ったふりをせず市役所にしっかり問い合わせをして良かったと思わず胸をなで下ろしました。私の経験としてですが、相談者の方は市会議員はなんでも知っていると思い込んで相談に来られる方が多いのですが、とんでもありません・・。市役所職員は毎年の様に変わる複雑な制度を熟知しているまさにプロフェッショナルです。今日は、私自身「わかったふりをせず、わからない事は職員にしっかり問い合わせをする」という、いい教訓になりました。職員の方にも丁寧に対応して頂きました。ありがとうございました。ただ、今回の制度を上手に活かすのは障害をお持ちの高齢者の方には少し難解です。ペースメーカーを入れられている方なので窓口3箇所の移動にも息を切らしながらの移動でした・・。こういった難解な制度を、市民にわかりやすく利用して頂くよう市に提案していく事こそ議員の仕事であると、改めて今日は感じました。

午後、夢前町新庄を「市議団ニュース」を持って訪問。新庄の北部を突き当たりまで行くと、途中もみじのトンネルを抜け臨済寺というお寺に到着。後でネットで調べてみると夢前七福神の5番目の札所という事。初めてお伺いしましたが、驚くほど綺麗に手入れされている庭が印象的で、ホッと落ち着く山寺です。庭の整備をされていた81歳にはとても見えないお婆さんが対応して下さり、お寺の事について椅子に腰を掛けじっくりお話し下さいました。「秋の紅葉の時期にもう一度来て下さい」との事、是非お伺いします。

夢前町臨済寺

 

党兵庫県地方議員・候補者研修会

18、19日の2日間、たつの市しんぐ荘で党兵庫県地方議員・候補者研修会が開催されました。18日は、全体会として松田県委員長から情勢報告、金子党中央委員会自治体局次長からは「暴走する安倍自公政権のもとでの党地方議員の役割」などを主題に講演がされ、参加した地方議員、候補者からもそれぞれの地域からの取り組みなどが報告されました。

たつの市志んぐ荘

19日は、分科会方式で学習会が開催され、私は、中小企業の街、東大阪市で取り組まれている中小企業振興策の分科会に参加しました。印象的だったのは、徹底した現場調査・アンケート調査によって、まずは中小業者の実態をしっかり把握するところを党議員団の施策提案の出発点としている所です。党東大阪市議団は、自治体労働者、民商、地元商工会、自治体問題研究所等と共同の作業で徹底的に地元中小業者の実態を把握し、180ページにもなる1冊の冊子にまとめています。東大阪市が行った調査をはるかに上回る詳細な調査を冊子にまとめています。東大阪市のみならず姫路市でも、中小業者の実態は大変深刻です。現場の生の声、実態を把握する事は施策提案には欠かせません。党東大阪市議団の取り組みも参考にしながら、姫路市でも現場の中小業者の声を市政に反映できるよう取り組みを進めていきたいと思います。

党東大阪市議団らが行った調査報告書

 

子ども医療費無料化パレード 第2弾 7月27日(日)姫路大手前公園

子ども医療費無料化を求めるパレードが、7月27日(日)午前10時30分~大手前公園を起点に行われます。姫路市近隣市町の多くが子ども医療費無料化を市町独自予算で行っています。今年度より姫路市では、子育て世代の粘り強い運動に応え、入院についてのみ子ども医療費無料化(所得制限有)を実施しました。県内の多くの自治体では通院についても子ども医療費無料化を既に実施しています。先日、新聞報道でもありましたが、非正規雇用の拡大によって若い世代での貧困率が過去最高になっています。親の経済的事情によって子ども達が必要な医療を受けられない様な事があってはなりません。7月7日に続いて27日にも子ども医療費無料化を求めるパレードが行われます。大きな運動の力で近隣他都市並みに姫路市でも子ども医療費無料化を求めましょう。

7月7日七夕の日、みゆき通りをパレード 

夢前町を「党市議団ニュース」をお届けしながら市政報告

16日、英賀保駅朝立ち宣伝の後、夢前町をご訪問させて頂きました。猛暑の中、日が暮れるまでシャツを3枚着替えながらのご訪問となりました。産廃処分場計画について、以前は「今さら反対しても遅いで」「もうできると聞いてるで」という声ばかりでしたが、今では「中止になったらしいな」「業者が申請取り下げたと聞いたで」と・・、いずれも現段階では不正確な情報が住民の中で広がっている事を感じました。引き続き、市議団ニュース発行やブログ、ご訪問もしながら最新の正確な情報を住民の皆さんにお届け出来るよう努めます。

訪問活動はなかなかの珍道中です。お婆さん「私今から歯医者行かなあかんのや」と言いながら・・「スーパーが無くなってな・・あそこが高齢者の集いの場やったんや・・、皆行くとこ無くなって私の家に来るんや・・。山を持ってるけど、お金にならんから杉もヒノキも放ったらかしや。●●さんとこの嫁さんは・・。●●さんとこの息子さんは・・」と、30分以上も座り込んでのお話・・、市政に反映させなければと考えさせられるお話もあれば、耳を塞がなければいけない様なお話まで・・。若い男性「いつもブログ見てます。頑張って下さい」。若い女性「入江病院の身内らしいね」・・違います。大豪邸に尻込みしながらご訪問すると「ポスター張ってもいいよ」と、嬉しいお言葉。思わぬ数十年もの赤旗読者にばったり出会う事も。中年の女性「これまでは共産党は選択外だったけれど、最近見方が変わった」。中には「わし、共産党嫌いなんや!この地域は訪問されたら困る!はよ帰ってくれ!」と、すごい剣幕で追い返され、名刺も受け取ってくれません・・。この方、ある「会」でもよくお見かけする方です。今度お会いした時には「一軒残らず全てご訪問させて頂きました」と、笑顔でご挨拶させていただこう・・。その他にも様々なご意見をいただきました。訪問活動は市政へのご要望や、ご批判、党への期待や批判も含め、市民の皆さんの生の声を直接伺える貴重な活動である事を改めて感じています。お伺いした貴重なご意見は、市政はもちろん、党活動にも反映させるよう引き続き頑張ります。

党創立92周年記念講演

今年で日本共産党は、党創立92周年目を迎えました。15日夕、姫路地場産ビル大ホールでは、インターネット中継による志位和夫委員長の記念講演が放映され党員、支持者の方たちが集いました。日本共産党は戦前・戦中の天皇絶対政治のもとでも、反戦平和・国民主権の旗を高く掲げ、当時の特高警察などによる厳しい迫害・弾圧にも屈する事なく、筋と道理を貫き社会進歩を促進する立場で今日まで頑張ってきました。安倍政権が進める戦後最大の反動政治に対しても正面から立ち向かい安倍政権打倒に向け国民との共同の力で引き続き頑張ります。

夢前町産廃処分場建設計画について中播磨県民局へ 「同意書は無効。再提出を指導する」

先月、中播磨県民局に対し夢前町の地元の皆さんと一緒に申し入れしていた件について、15日、聞き取りを行うため中播磨県民局へ杉本県議と伺いました。

兵庫県林地開発要綱では、林地開発により影響を受けるおそれがある水利権者、漁業権者との同意を必要としています。当該計画地で林地開発を行うには、水利権者である穴渕井堰水利組合と漁業権者である夢前町漁業協同組合の両組合からの同意が必要です。しかし、夢前興産㈱が、県に対して提出している同意書は、穴渕井堰水利組合を構成している一部の単位自治会と交わした同意書であり、正式な水利権者である穴渕井堰水利組合と夢前興産㈱との同意は交わされていません。また、夢前興産㈱は、夢前町漁業協同組合と協議をしたという記録を以って同意を得たとし県に同意書を提出していますが、夢前町漁業協同組合との正式な同意も交わしていません。県は7月4日、これらの事実をもとに地元に対し聞き取り調査を行い、その結果、現在県に提出されている同意書は無効とし「両組合から同意を得るよう夢前興産㈱に指導する」と、本日の聞き取りで答えました。

その他にも、開発区域内にある所有者が5分割されている土地についても県は「自治会代表者の同意ではなく、5分割されたそれぞれの土地所有者の同意が必要である。現在提出されている同意書は無効であり同じく指導する」と答えました。

一般的な住民合意と違い、権利に係る同意が必要な事は兵庫県林地開発要綱上で明確に定められています。地元で反対運動が大きく広がる中、権利関係者から同意を得ることは事実上不可能です。これは、今後、例えば産廃建設計画をすすめる事業者が変わったとしても同じ事です。不適格な計画地での産廃処分場建設計画を認めるわけにはいきません。夢前興産㈱による林地開発手続きは、平成25年5月から1年以上にわたり中断されたままとなっています。