平和憲法9条守る力 姫路から強く大きく
下写真は25日(土)付神戸新聞記事です。前之庄小学校校長の西影先生が、山崎断層を調査して30年以上にもなる研究成果を92ページにもなるカラー冊子で出版されました。早速、前之庄小学校へお伺いし、校長先生にご無理を言って冊子を頂きました。冊子に目を通すと、夢前町庄司谷の産廃処分場計画地は断層の真上に位置し、計画地はもちろん計画地周辺も断層破砕帯でボロボロになっている事がわかります。日本共産党県・市議団は、平成24年7月に計画地周辺について国土問題研究会に現地調査を依頼し、同年10月に検討書を作成して頂きました。国土研検討書の結論は「断層層理面が水みちとなって岡浄水場への汚染水流入が予想される。処分場として不適格な場所であることは明確」というものでした。この度発行された冊子は国土研の処分場計画地に対する評価を30年以上にわたる調査で裏つけるものとなっています。不適格な人物に、不適格な場所での産廃処分場建設を認めるわけにはいきません。
冊子の目次
25日。和歌山市山口地域で大規模な産廃反対運動を展開している地元住民の皆さんと経験交流会を行いました。和歌山市からは、自治会長さんや市議など9名、姫路市からは12名が参加し、スライドなどを使ってこれまでの産廃反対運動の経験、これからの運動の展望、課題などについて交流しました。
和歌山市では平成23年5月に産廃建設計画の情報が地元に伝えられ、同年6月に事業者による地元住民説明会が開催されています。計画概要は、夢前町と同じ安定型最終処分場で規模は約226万㎥、浄水場の取水口から約1.5km上流に建設計画地はあります。これまで業者側は複数回にわたり地元住民に対し説明会を開催していますが、不十分な回答ばかりを繰り返し事態は平行線のままとなっています。業者側は安定型処分場であるにも関わらず「遮水シートを設置する」「計画地下流にある上水道取水口の位置を変更する」など都合のいい事を住民に申し入れているそうです。しかし住民側は、遮水シートがこれまで幾度と無く破損し汚水が処分場外へ漏出した各地の管理型処分場の例などを挙げ「遮水シートを敷けば安全というのは、とんでもないごまかし」と業者側が持ち出してきた遮水シート安全論を一蹴しています。数ヶ月前に、福島原発事故現場で、放射能に汚染された水の漏洩が大問題となりましたが、ここでも管理型処分場で使われていた遮水シートが3重構造で敷かれていましたが、破損して汚染水が漏出しています。また、和歌山市計画地周辺を調査した地質学者で大阪市立大学名誉教授の熊井久雄先生は「計画地周辺には根来断層があり、褶曲構造の向斜軸(地盤が沈み込み谷を形成)も確認されている。処分場から北側だけでなく南側にも汚染水が流れ込む」と指摘しています。夢前町では、国土問題研究会の指摘で、断層の影響で褶曲構造の背斜軸(地盤が浮き上がり峰を形成)が確認され、同じく南北(中島方面と荒神山方面)への汚染水流出が指摘されています。
「飲料水を取水する浄水場周辺に危険な産廃処分場を作るな」というのは、地域を問わず当たり前の住民の思いです。和歌山市ではすでに約13万筆の署名を集めて市へ提出しているという事です。「和歌山市、姫路市共にこれからも交流を重ね産廃建設阻止に向けて頑張りましょう」とお互いが激励しました。
手作りの産廃反対看板が地域のいたるところに設置されています。看板がでかい・・
写真は、表流水から取水している滝畑浄水場。写真にある谷筋約1.5km上流に計画地がある。
和歌山市山口支所で経験交流会
市立大阪大学名誉教授 熊井久雄先生が和歌山市計画地周辺の問題点を指摘
24日。今日は、金田みねお党兵庫県国政事務所長が姫路入りしました。朝7時からの姫路駅前宣伝から始まり、姫路市教育委員会との懇談、その後、北は夢前町から南は広畑地域まで広い範囲で街頭から訴えさせて頂きました。夜は、英賀保にある私の事務所で、金田みねお党国政事務所長、堀内照文党県副委員長(前衆議院候補)、杉本ちさと県議も一緒に、今後の夢前産廃問題や、この間の成臨興業㈱の不法行為について日本共産党としてどのような対応を取っていくかを話し合いました。
つくづく思うのは「兵庫県からも日本共産党の国会議員を」という事です。自分の所属する党だから上手をいう訳ではありませんが、日本共産党の議員はよく働きます。是非、兵庫県からも日本共産党の国会議員を誕生させ産廃問題でも大いに仕事をさせて下さい。
21日付けブログでもご報告しましたが、成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏が平成17年頃から平成19年頃までの約2年間にわたり、兵庫県加西市にある造成地に8000㎥(10トンダンプ約1000台分)もの大規模不法投棄をしていた事が明らかになりました。
杉本県議と共に22日は兵庫県本庁(神戸市)へ聞き取り、23日は加西市の不法投棄現場へ調査に行ってきました。今回の不法投棄事案は不可解な事が多くまだまだ調査を進めていかなくてはいけません。ただ、2日間の調査を通じて現段階で明らかになった事は、不法に投棄された産業廃棄物が未だに完全に徹去されていないという事です。ご存知の通り、成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏は、夢前興産㈱という新しい会社を立ち上げ、現在は夢前町で国内最大規模の産廃建設計画を進めている人物です。大規模不法投棄を行い、その徹去さえ未だ完了していない人物に産廃処分場を新たに建設する資格はありません。これまで、岩田慎也氏から夢前町での産廃建設許可申請を受け付けてきた姫路市、兵庫県の責任も問われます。
22日、兵庫県庁で聞き取り
23日、土地所有者の許可を得て加西市にある不法投棄現場へ入れて頂きました。平成20年不法投棄発覚直後は、写真にある全体に不法投棄がされていて、目もあてられない様な状態だったそうです。現在は、撤去がほぼ完了しているものの写真にあるような、木くずやガレキなどが未だに散在している状態です。今日も2名の作業員が廃棄物と土砂の分別作業を行っていました。
21日。成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏が平成17年4月から平成19年12月までの約2年8ヶ月間にわたり、兵庫県加西市の土地造成地に廃棄物混じりの土砂を不法に投棄していた事が明らかになりました。
日本共産党姫路市議団が開示請求した資料によると、土地所有者である造成事業者側は「平成17年6月に残土中に廃棄物の混入を認めるが、成臨興業㈱からの強い搬入継続依頼により平成19年12月まで搬入が継続した。この間、合計14、640㎥の廃棄物混入土砂を受け入れし、このうち、8,000㎥が廃棄物と推定される」と述べています。10トンダンプ1台分の積載容量は約6~8㎥と言われていますから、廃棄物だけでも10トンダンプにすると約1000台分もの不法投棄が行われていたという事になります。成臨興業㈱が管理運営する姫路市打越にある宮ヶ谷最終処分場から、廃棄物混じりの土砂が意図的に、兵庫県加西市の造成地に不法投棄されていたということです。
不思議なことは、これだけの大規模不法投棄事案にも関わらず、兵庫県や姫路市から行政処分命令が何ら出されていない事です。さらに県職員が2~3週間前に加西市の造成地に撤去確認に行ったところ廃棄物がまだ残っていたというこです。兵庫県・姫路市に対して「これだけの大規模不法投棄にも関わらず何ら処分命令が出されていないのはなぜか?兵庫県と姫路市のどちらが処分を出す立場にあるのか?ただちに刑事告発をすべきではないのか?」等々問いただしてもまともな返事が返ってきません。現在、文章での回答を兵庫県、姫路市に求めています。
成臨興業㈱前代表の岩田慎也氏は夢前町で国内最大規模の産廃建設計画を進めている人物です。大規模不法投棄を行い、しかもその撤去さえもまだされていないと県職員は報告しています。不法投棄、不適正処理を繰り返している人物に、姫路市民3万世帯の貴重な水道水源である夢前川上流に産廃建設計画を認めるわけにはいきません。
公開された情報の一部を添付します
15日(土)姫路駅前で、日本共産党労働者後援会、杉本県議、大脇市議と一緒に街頭宣伝を行いました。橋下大阪市長による「慰安婦制度は必要だった」「米軍はもっと風俗の活用を」という一連の暴言について大きな怒りが広がっています。また、安部首相は、日本共産党の井上さとし参院議員の国会質問に対し、橋下発言を否定せず、侵略戦争を美化する態度を取り続けています。橋下発言は「女性の尊厳を最悪の形で侵害し、男性の尊厳をも侵害する発言。日本国内はもちろん、世界中から非難の声が上がっている。許される発言ではない。ただちに市長の辞任を」との日本共産党の街頭からの訴えに多くの方がビラを受け取って下さいました。
4月末に新しくオープンしたピオレ前で
山電姫路駅前では「夢前町の自然を愛する会」の皆さんが産廃建設反対署名を集めておられたので、私もハンドマイクで1時間程度、杉本県議と交代で「夢前川は市民3万世帯の貴重な水道水源になっている。夢前町だけの問題ではない。貴重な水道水源である、夢前川上流に危険な産廃処分場建設を認めさせてはいけません。」と訴えさせて頂きました。特に多くの若い方が署名に協力してくれる姿には、こちら側も力をもらいました。「会」は来週も再来週も土日13時から15時の時間で署名活動を行う予定です。多くの皆さんの署名へのご協力をお願いします。