新日鉄住金広畑製鉄所門前宣伝

 26日、金田峰生参議院予定候補、苦瓜かずしげ市議らと新日鉄住金広畑製鉄所門前で早朝宣伝。

 昨年、新日鉄住金広畑製鉄所では40代の製鉄所社員がロールに挟まれ死亡し、つい先日も下請け会社の従業員が一酸化中毒で一時は意識不明の重体となるなど労働災害が多発しています。また昨年は、製鉄所構内の解体現場でアスベストが飛散しているとの情報が日本共産党に寄せられ金田峰生参議院予定候補らと労働基準監督署に情報提供し、国会でも党議員がこの問題を厳しく追及しました。その結果、製鉄所はアスベストが含まれると思われる解体廃棄物をビニールで密封し安全対策を行った上で処理したとの事です。

 先日のバス事故では、国による規制緩和によって安全軽視の運行が強いられ多くの尊い命が奪われました。働く人を大切にしない社会に未来はありません。安倍政権がすすめるさらなる労働法制の規制緩和から、人間らしく働ける労働法制への抜本転換が必要です。

姫路民主商工会50周年記念レセプション

 24日、姫路民主商工会50周年記念レセプションが青山サンシャインホテルで盛大に開催されました。50年間にわたり中小業者の営業と暮らしを守り、姫路革新運動の先頭に立ってご奮闘されてきた姫路民商の皆さんに心からのお祝いを申し上げます。

 昨年9月の兵庫県議会では、これまで民商の皆さんが運動を進め、日本共産党県議団も議員提案してきた中小企業振興条例案が、全会派一致で議員提案され可決しました。兵庫県議会では、議会運営以外の条例が議員提案され可決したのは県政史上初めてのことです。兵庫経済では、全事業所の99%が中小事業所であり、そこで働く労働者は県内全労働者の8割近くにもなります。中小事業者の景気回復なくして兵庫経済の好循環はあり得ません。改めて中小事業者の皆さんが兵庫経済で果たす役割について県議会でも見直されているところです。条例が中小業者の皆さんのお役に立てる実行力あるものになるよう議会でもしっかりと提案し、民商の皆さんとも引き続き力合わせて頑張ります。

日本共産党からは堀内照文衆議院議員、金田峰生参議院予定候補が来賓としてご挨拶させて頂きました。

若手邦楽演奏家を支援する利根英法基金から出演された演奏者の皆さんと

渡辺姫路民商会長、金田峰生参議院予定候補、姫路市議団と

なぜ産廃最終処分場は不要なのか

 23日赤穂市文化会館で「なぜ産廃最終処分場は不要なのか」と題して馬奈木昭雄弁護士による講演会が行われました。

 馬奈木弁護士はチッソ水俣訴訟、諫早湾干拓工事差し止め訴訟などでご活躍され、産廃処分場建設問題ではこれまで全ての訴訟で勝訴しています。「勝つまで闘うマナキイズム」という異名は法曹界でも有名。今日の講演でも管理型、安定型処分場のそれぞれの危険性を過去の裁判事例なども引用してお話されました。馬奈木弁護士は添付資料にもある様に「安定型は止める」「管理型はしっかり頑張って止める」。「危ない。反対。という感情だけではダメ。問題点をきちんと周りの人に納得してもらい支持と運動を広げる事が決定的」と、言います。また一人赤穂産廃問題でも心強い助言者を得ました。住民の皆さんと知恵と力を尽くして頑張ります。

2004年に行われた馬奈木弁護士の講演をPDFで添付します。勉強になります是非ご覧下さい。

なぜ産廃最終処分場は不要なのか

建設常任委員会管内視察

20、21、22日は建設常任委員会の管内視察で但馬、丹波地域へ。視察行程の一部をご報告します。 

 山陰自動車道浜坂道路建設事業(浜坂~余部間 総延長約9.8km)の一部である久斗大橋上部工事。久斗大橋上部工事の発注額は約5億7千万円。ただ写真を見ての通り特殊な技術を要するため地元建設業者の受注はほとんどないとのこと。浜坂道路は総延長9.8kmのうち6.9kmが特殊な技術を要するトンネルと橋脚であり発注額に対する地元中小建設業者の受注率は極めて限定的。先日2015年度補正予算が国会で成立し、防災・減災事業として5169億円が計上されましたがその内約12億円が浜坂道路建設費に計上されます。建設効果としては、豊岡にある3次救急医療施設まで9分短縮される、土砂崩れ・大雪などで交通に支障をきたしているのが改善されるということ。

 平成26年8月に丹波地域を襲った豪雨災害復旧事業。24時間雨量414mm、時間雨量91mmという過去最高の雨量を記録し甚大な被害をもたらした。記録的豪雨ということもあって256箇所で土砂災害が発生しましたが、ほとんどのところが土砂災害警戒区域にさえ指定されていませんでした。

 豊岡市長谷地区の急傾斜対策事業。急傾斜地や土石流危険渓流などの指定箇所を全て整備しようとすれば現在のペースでいけば100年以上かかるとのこと。

 広域河川改修工事 円山川水系青山川樋門。 円山川増水時に、支流である青山川への逆流が生じるためそれを堰き止めるための樋門。樋門で堰き止めることによって行き場のなくなった青山川の河水は青山川を越水させ田んぼダムで溜めるとのこと。河川整備は上流で「溜める」対策と下流に「流す」対策を併せて行うことが必要。田んぼダム、校庭ダムなど、巨額費用と環境破壊を引き起こすコンクリートの巨大ダムに頼らない「溜める」対策の創意工夫が求められています。

 余部鉄橋「空の駅」。昭和61年に強風による列車転落事故が起こった余部鉄橋は「空の駅」として県が展望施設として保存(写真左側)。

 管内視察はいい勉強になります。防災・減災事業、地方創生というのであれば、防災・減災効果が低く、地元建設業者の受注率も極めて限定的な巨額の経緯を要する高規格高速道路の建設などではなく、土砂災害対策、河川整備こそ最優先すべきではないでしょうか。月曜日から臨時議会が始まります。防災・減災の補正予算について視察内容も活かした論戦を行いたいと思います。

戦争法廃止 全国総がかり行動 2000万署名

 毎月19日は戦争法廃止を求める全国総がかり行動の日。全国の行動に呼応し姫路駅ピオレ前でも行われました。総がかり行動実行委員会では前回国政選挙で自民・公明が得票した1800万票を上回る戦争法廃止2000万署名を集めることを目標に取り組んでいます。

 今日は寒風吹き荒れる中でしたが1時間で10筆(私一人分)の署名を集めました。署名をしてくれるのはほとんどが高校生。ある女子高生「この法律だけは許せません。頑張って下さい」。先日は、かつて日本共産党と激しく政策的対立にあった団体幹部宅を訪問した際「戦争法廃止の署名を団体加入者の5倍以上の目標で取り組んでいる」と。

 参院選挙での野党共闘に向けた中央政党間の協議が進んでいない中、2000万署名を集めきる事が野党共闘を後押しする最大の力になると思う。一人ひとりが集めることのできる署名数は少ないけれど全国各地で2000万署名を集める参加者は広がっている。ここに確信をもって2000万署名を必ずやり切ろう!!

福崎町・嶋田元町長 感謝のつどい

 昨年12月、4期20年間福崎町長を務められた嶋田正義さんが町長を引退されました。本日17日は、福崎エルデホールで感謝の集いが開催され嶋田さんから1時間を越える講演とお礼がされました。

 講演内容は①自分について②福崎町政20年を振り返って③今後のこと。という3本立て。特に①については印象的だった。数年前イギリスBBC(日本で言えばNHK)が全世界を対象に「過去1000年の最も偉大な人物は?」というアンケート調査を行い第1位がマルクス、第2位がアインシュタイン、第3位がダーウィンというアンケート結果も紹介しながら「私は昭和10年に生命として肉体的に誕生し、その後日本共産党に入党しカール・マルクスを読む事によって精神的に誕生した。カール・マルクスは私の精神を鷲掴みにした」「マルクス哲学ほど人間を大切にする哲学はない」「科学の目で物事を根本からつかむ力を。そのためには哲学、経済、歴史をしっかり学ぶこと」等々。

 実は私、嶋田さんの話をじっくりと聞くのは初めて。人間と学ぶことをどこまでも大切にする嶋田さんの政治姿勢には、揺るがない哲学的裏付けがある事を改めて感じる。私ももっともっと学習しなければ・・。嶋田さん20年間お疲れ様でした。

 嶋田さんが引退直前に県議団控え室にご挨拶に来られ、その時に頂いた福崎町報20年間の「あいさつ集」をPDFで添付します。136ページにもなるものですが「嶋田語録」満載です。是非ご覧下さい。

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