備前市議会で「赤穂市福区産廃処分場設置計画の中止を求める意見書を兵庫県に提出する請願」が採択

杉本ちさと県議ブログより

赤穂市福浦地区の採石場跡地に管理型産廃処分場を設置する計画が住民に知らされずにすすめられていました。昨年の10月、県の紛争予防条例の手続きで事業計画の住民説明会と縦覧がおこなわれることによって、はじめて住民は計画を知りました。 豊かな瀬戸内の漁場、環境を守らればならないと赤穂環境を守る会が結成され、赤穂市や県に計画の中止を求めて住民運動が大きく広がりました。 昨年末には、赤穂市民の過半数の反対署名が県知事に提出され、住民からの意見書も多数提出しました。 当該計画地は瀬戸内海に面しており、日生漁協が管轄する漁場が目の前に広がっています。 直接利害関係がある日生漁協は、今年11月に「赤穂市福浦地区に計画している産業廃棄物最終処分場を中止する請願」を備前市議会に提出しました。 ゆたかな海を大切に守りながら親から子への世代交代を繰り返しながら漁業を営んでいる。 本計画は当海域への汚染水の流出など新たなリスクを生むものであり、風評被害もおこり、漁業への影響ははかりしれないものとなる等の理由を示し、地域の健全な生活環境の維持及び向上を阻害すると判断されるとして、「本施設設置中止を求める意見書を兵庫県に提出すること」を求めました。 岡山県備前市議会は、本請願を12月議会で採択しました。 福浦地区で産廃処分場を建設計画している事業者は、赤穂市住民の意見書に対する見解書を1年が経過しているにもかかわらずいまだに提出せず、県の紛争予防条例をないがしろにしています。 事業者がトレンチ調査を実施した資料からみても、本計画地が断層の破砕帯のなかにあり、産廃処分場設置にもっともふさわしくない場所であることが明白です。 西播磨県民局は前例のない専門家会議を設置し、専門家に意見をきいているようですが、非公開でおこなわれています。 事業者が住民の意見に対して見解書がでていないことを、専門家会議で議論されたという情報もあります。 岡山県の備前市からも、計画の中止を求める住民の声が兵庫県に提出されます。 赤穂市では、来年1月の市長選挙に立候補予定の3名は、いずれも福浦地区産業廃棄物建設計画に「反対する」と明確に表明しています。 住民合意もなく、産廃処分場にもっともふさわしくない計画地の本事業計画は中止すべきです。

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来春4月の県議選予定候補者 新聞社撮影会

19日。今朝は「しんぶん赤旗」早配からスタートし、姫路駅で定例の早朝宣伝。その後は、12月議会最終日のため登庁。日本共産党市議団は今議会に提案された50議案中「市長、副市長、議員の冬季手当て引き上げ」「生涯学習大学の授業料引き上げ」など3議案に反対しました。「共産党は何でも反対」と、ある政党がよく宣伝していますが、実際には議案に反対している割合は1割にもなりません。私は市会議員になって約8年になりますが、当局提案に他会派が反対するところを見た記憶がありません。1つか2つくらいはあったのかもしれませんが・・。当局提案には自民、公明どころか、民主までもが何でも賛成という「オール与党議会」というのが今の地方議会の特徴です。

議会終了後は神戸へ。新聞社主催による県議選予定候補者の撮影会が県庁記者室で行われました。共産党の後には公明党の新人予定候補者が待機していたので、おそらく県下の新人予定候補者はこの日に一斉に撮影した模様です。私は何が嫌いと言っても、ネクタイと撮影会が大の苦手・・。ネクタイは選挙中でも出陣式など必要な時以外はほとんどしません。顔写真撮影も苦手なものですから、現在張り出しているポスター写真も友人が演説中に撮影してくれた写真を使っています。今日も緊張のため強張った顔写真になっていると思いますが、今日撮影した写真は、公示日の各社新聞に掲載されますのでどんな顔になっているか皆さんお楽しみに・・。総選挙躍進の流れを必ずいっせい地方選挙にもつなげるよう頑張ります。

撮影会の様子。撮影されているのは神戸市垂水区のふじたに予定候補

夢前産廃問題・夢前興産「平成27年3月31日までに協議書提出、その後速やかに説明会開催」旨を県に回答

以前から夢前産廃問題「林地開発手続き」についてブログで報告していた件で、12月16日に夢前興産から県に対して回答があったので杉本県議と県民局治山課へ聞き取りに。

これまでの県に対する夢前興産の回答を要約すると①林地開発で影響を受ける恐れのある水利、漁業権者は存在しない②開発区域内にある5人の共有名義の土地については同意を得ている。というものでした。

16日に県に再提出された回答書では、①については、影響を受ける恐れのある権利者が存在する事を認めた上で水利権者については「穴渕水利組合」、漁業については「夢前川漁業協同組合」として、「今後説明会を開催して理解を得られるよう努力する」としています。説明会開催時期については「平成27年3月31日までに姫路市に産廃施設設置に関わる事前協議書を受理して頂き、その後速やかに行う予定」としています。②については、いつ誰に同意を得たかという県からの補正報告に応える事無く「共有名義の土地については、開発区域外となるよう事業変更するので回答する立場にない」旨の回答をしています。

私の感想ですが①について、県要綱では「権利者からの同意」が必要となっています。夢前興産の云う「理解を得られるよう努力し」だけでは当然に「同意」を得たという事になりません。地元で産廃反対運動が大きく広がる中、権利者からの「同意」は事実上不可能です。県は権利者からの「同意」が得られるまでは手続きを進めるべきではありません。②ついては、これまで土地所有者は同意をしていないのですから、夢前興産の云う「開発区域外となるよう事業変更する」のは当たり前のことなのです。問題は、土地所有者が「同意」もしていないのに「同意」を得たとして県に申請書を提出していた書類(様式3号)について虚偽報告ではないのか?という事です。県は再度、「同意」を得たとする様式3号書類について、いつ誰に「同意」を得たのかの補正報告を夢前興産に対し再度求めるべきです。今後、県は回答書を精査し補正を求めるかどうかの判断をするとの事です。

11月14日に県が夢前興産に求めた林地開発補正報告書

県が求めた補正報告に対する夢前興産の回答(12月16日)

選挙結果報告街宣

17日。今朝は英賀保駅朝宣伝からスタートし、午後からは森ゆき子市議と飾磨地域を選挙結果報告街宣。選挙中より手を振って応えてくれる通行人が多かったです。ありがとうございます。

私は大沢たつみさんが兵庫選挙区から参議院選挙で初当選し、党が大躍進した前年の1997年に日本共産党に入党しました。入党して間もない頃に党が大躍進し、「日本共産党って勢いあるな・・」と感じたものでした。参院選で23議席、比例得票数は819万票を獲得しました。しかし、その後の国政選挙では財界・マスコミ仕込の「自民か民主か」という2大政党論、維新・みんななどの「第3極」論など、共産党封じ込め体制が敷かれ国政選挙では衆議院で8議席、参議院では6議席まで後退しました。前回衆院選後の選挙結果報告駅前宣伝の際には「負け犬の遠吠え・・」と、宣伝中の私に通勤中のサラリーマンがシラっと声を掛けて通り過ぎて行ったことを思い出します・・。上手い事言うなぁ・・とは思ったものの、本当に悔しい思いをしました。日本共産党にとっては昨年の東京都議選、参院選、今回の衆院選と第3の躍進が始まろうとしています。選挙に勝って党を大きくし、大きくなった党でさらに選挙に勝つという好循環を今度こそ軌道に乗せたい思いでいっぱいです。

総選挙の結果について

「総選挙の結果について」 12月15日 日本共産党中央委員会常任幹部会

(1)

 12月14日の総選挙で、日本共産党は、比例代表選挙で606万票(11・37%)を獲得し、20議席を獲得しました。さらに、沖縄1区で赤嶺政賢候補の勝利をかちとり、あわせて改選8議席の2倍を上回る21議席となり、衆議院でも議案提案権をもつこととなりました。衆議院選挙での躍進は1996年以来18年ぶりです。

 私たちは、「650万票、得票率10%以上」「すべての比例ブロックで議席獲得・議席増をかちとり、小選挙区でも議席を獲得する」(第26回党大会決定)を目標にたたかい、今回、この目標を基本的に達成することができました。四国ブロックで議席にとどかなかったことは残念ですが、四国でも得票率10・12%の善戦健闘でした。

 小選挙区選挙で候補者を先頭にした奮闘により、704万票(13・30%)を獲得したことは、比例での躍進につながっただけでなく、小選挙区自身のたたかいでも、今後の展望をひらく成果となりました。

 全体として、総選挙の結果は、画期的な躍進といえるものとなりました。

 ご支持をいただいた有権者のみなさん、ご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに、心からのお礼を申しあげます。

(2)

 今回の総選挙で日本共産党は、「安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の五つの転換」を訴えぬきました。さらに政党助成金の廃止を強く訴えました。

 私たちは、安倍政権と正面から対決するとともに、どんな問題でも国民の立場に立った対案を示し、国民との共同で政治を動かす――「対決」「対案」「共同」の政治姿勢を貫いて選挙戦をたたかいました。

 安倍政権の暴走に対して、多くの国民が「この道は危ない」と感じているもとで、日本共産党がこの暴走と正面から対決する姿勢を鮮明に打ち出したことは、評価をいただけたと考えています。

 同時に、私たちが、「消費税に頼らない別の道」、「北東アジア平和協力構想」など、内政でも外交でも、国民の立場に立った対案を訴えたことは、安倍首相が「この道しかない」というのに対して、国民の前に「別の道がある」ということを示した重要な論戦となりました。

 さらに、私たちが、あらゆる分野で一致点にもとづく共同――「一点共闘」に積極的にとりくんできたことが、いつも国民との共同で頑張っている党、自分たちの代弁者になってくれる党という、日本共産党への信頼を広げることにつながり、今回の選挙で生きた力を発揮しました。

 日本共産党は、新しい国会で、選挙戦で訴えた公約を実現するため、議案提案権も存分に活用して全力をつくします。「共産党を伸ばしてよかった」と多くのみなさんから評価をいただけるよう、知恵と力をつくして頑張りぬきます。

(3)

 選挙戦をつうじて私たちは、自民党対日本共産党――「自共対決」こそ、日本の政治の真の対決軸であることを訴えましたが、この選挙で唯一躍進した党が日本共産党だったという事実は、これをいよいよ鮮明にするものとなりました。

 選挙結果をみて、「自民圧勝」と評価する向きもありますが、これは事実と異なります。自民党は公示前の議席を減らしています。政党の力関係をもっとも端的にしめす比例代表選挙での自民党の得票率は33%にとどまっています。自民党が議席で多数を得たのは、何よりも大政党有利に民意をゆがめる小選挙区制によるものでしたが、それをもってしても議席を増やせなかったのです。

 さらに、安倍政権に最も厳しく対決した日本共産党が躍進したという事実も、民意の重要な表れです。そして、沖縄の四つの小選挙区で、新基地反対の候補者がすべて勝利し、県民を裏切った自民党の候補者すべてが敗れたことも、きわめて重要な民意として、重く受け止めるべきです。

 安倍自公政権が、今回の結果をもって、国民からあらゆる問題で、白紙委任を与えられたと考えるならば、大きな間違いです。沖縄から突きつけられた民意、日本共産党躍進にしめされた民意を、真剣に受け止めるべきです。

 日本共産党を封じ込めようとする勢力は、この間さまざまな反共戦略をすすめてきました。この10年余の総選挙を振り返ってみても、2003年以来の「二大政党づくり」の動き、それが破たんしたのちの「第三極」論など、偽りの対決の構図に国民をおしこめる策略によって、日本共産党は前進を阻まれてきました。しかし、これらの攻撃と不屈にたたかうなかで、いま本格的な「自共対決」の時代をきりひらきつつあるのです。この間の全党の苦闘が、今回の総選挙の躍進に実ったのです。常任幹部会は、この間の全党のみなさんの不屈の奮闘に深い敬意を表するものです。

(4)

 安倍政権がこれから進めようとしていることは、消費税10%、「アベノミクス」、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄新基地――どれをとっても、国民多数の意思に背くものばかりです。それを強行しようとするならば、大きな矛盾が噴き出すでしょう。

 日本共産党は、新しい国会で、総選挙で獲得した新たな地歩を縦横に活用して、大奮闘するとともに、あらゆる分野で一致点にもとづく共同――「一点共闘」をさらに発展させ、国会内外の力で安倍政権の暴走を包囲し、日本の政治を変えるために頑張りぬきます。

 今回の躍進をかちとるうえで、党大会以来、全党がとりくんできた、党員拡大を根幹とする党勢拡大の運動、党勢倍加と世代的継承、党の質的強化など、強く大きな党をつくる努力は大きな力となりました。

 私たちは、総選挙の画期的躍進をうけて、いまこそ強く大きな党をつくる活動に、新たな決意をもって踏みだします。

 

日本共産党大躍進8→21へ。法案提案権を獲得。皆さんありがとうございました。

14日投開票で行われた衆議院選挙で日本共産党は現有8議席から21議席へと大躍進させて頂き、議案提案権を獲得しました。有権者の皆さんが比例代表選挙で「日本共産党」と、政党名でご投票くださった票が積み重なり近畿比例ブロックでは4議席、全国では20議席を獲得し、とりわけ兵庫では10年ぶりとなる日本共産党国会議員議席・堀内照文さんを国会へ送り出して頂きました。心よりお礼申し上げます。近畿比例ブロックでは「民主党」と書いた人より、「共産党」と書いて下さった方のほうが多く、県内では普段支持政党の無い無党派層からの投票率も民主を上回り前回比3倍の約16%の無党派の方が「共産党」と、政党名を書いてご投票くださいました。また、沖縄1区では、赤嶺政賢さんが小選挙区でも議席を獲得し、沖縄では新基地建設反対の「オール沖縄」の候補者が2区、3区、4区でも圧勝し自民議席を全て消しました。改めて皆様からの大きなご支援に心よりお礼申し上げます。選挙戦の総括については、近日中に党中央から声明が出されますのでその際にご報告させて頂きます。選挙戦で掲げた公約実現のため引き続き国民の皆さんと力を合わせて頑張ります。

投票日翌日の15日朝姫路駅前。選挙結果報告と、今後の決意表明をする苦瓜かずしげさんと党市議団。姫路11区では残念な結果となりましたが、前回衆院選比で約12000票から17000票へと投票率が下がる中でも大きく得票数を伸ばして頂きました。

兵庫から10年ぶりの党国会議員議席を獲得した堀内照文さん。

若い候補者が牽引した選挙戦、これからの国会論戦は目が離せません・・。

党幹部も嬉しそうな顔。

こんなにバラの花が並ぶのを見るのは久しぶり。皆さん本当にありがとうございました。